コンセントや電源タップの周りで焦げ臭さや異常な熱を感じたら、直ちに使用を中止してください。電源プラグの変形・変色・焦げなどに気づいた場合も使用中止です。原因を確かめるために使い続けたり、もう一度動かしたりしないでください。

異変があるときは使用中止
製品評価技術基盤機構(NITE)の「配線器具の5つのチェックポイント」は、異常発熱や異臭などの異変を感じたら直ちに使用を中止するよう呼びかけています。電源プラグの変形・変色・焦げなども、使用を中止する条件として挙げています。[1]
焦げ臭さに気づいたとき、原因が分かるまで使って確かめる必要はありません。このページではにおいから漏電の有無や故障箇所を判定しません。
異常に熱い部分や溶けた部分、ぬれた電気部品に触れて確かめたり、煙や火に近づいて確認したりしないでください。鼻を近づけてにおいの発生源を探す手順も扱いません。
NITEの5項目を読む
次の表はNITEの動画解説にある5項目を、使用中止の条件と日頃の予防に分けて示したものです。[1] 原資料の②と⑤は、異変がある場合の使用中止を述べています。①・③・④は、煙や火、異常な熱がある最中に行う点検ではありません。
| 区分 | NITEの項目 | 受け止め方 |
|---|---|---|
| 使用中止 | ⑤ 異常発熱・異臭などの異変 | 直ちに使用を中止。使いながら原因を確かめない。 |
| 使用中止 | ② 電源プラグの変形・変色・焦げなど | 使用を中止。清掃や再接続で様子を見る項目ではない。 |
| 日頃の予防 | ① ほこりを取り除く | 異常がある器具の清掃を勧めるものではない。 |
| 日頃の予防 | ③ コードに無理な力を加えない | 踏みつける・折り曲げる・引っ張る使い方を避ける。 |
| 日頃の予防 | ④ 接続可能な最大消費電力を超えない | コンセントやタップの上限を一律の数値で扱わない。 |
日頃の予防と異常時の対応を分ける
ほこりの除去は、NITEが示す日常の手入れの一つです。ただし、焦げ臭さや異常な熱、プラグの変形・変色・焦げがあった器具を、清掃して使い直すための説明ではありません。異変があれば、表の予防項目より使用中止を優先してください。
コードは、踏みつけたり折り曲げたり引っ張ったりして無理な力が加わる使い方を避けます。接続する機器の消費電力は、コンセントやタップに接続可能な最大消費電力を超えないようにします。[1]
NITEの2025年の注意喚起でも、プラグの異常やほこり、コードの異常、差込みの緩み、最大消費電力がチェックポイントに挙がっています。[2] これらは日頃の予防のための情報です。異変がある状態でプラグを抜き差しして緩みを試したり、電気を通して状態を再現したりするための案内ではありません。
このチェックで分からないこと
5項目を確認しても、安全が証明されたり、異変があった器具の再使用が認められたりするわけではありません。清掃や再試行を、使用中止の代わりにしないでください。
この記事は消火・避難など火災時の一連の対応、漏電の検査、修理の手順を説明するものではありません。分解や通電中の測定、ブレーカーの繰り返しの入れ直しといった確認方法も案内しません。NITEの動画は専門家が実験しており、「大変危険ですのでマネしないでください」と明記しています。[1]
出典
[1] NITE「配線器具の5つのチェックポイント」(動画の解説①〜⑤、実験の注意書き)
[2] NITE「プラグ・コード・コンセント」の事故に関する注意喚起(2025年、事故を防ぐチェックポイント)