今回の3つの仮定モデルでは、電気だけなら東邦ガス、電気と都市ガスの合計なら中部電力ミライズが安い結果になりました。合計の差は月116〜283円です。どの家庭でも同じ結果になるわけではなく、年間の節約額を示すものでもありません。

使用量別の合計料金
すべて契約電流30Aで、電気とガスの使用量を組み合わせた試算です。単身・家族などの世帯平均ではありません。金額は税込で、中部電力ミライズはセット割を合計から1回差し引いています。
| 電気/都市ガスの月間使用量 | 中部電力ミライズ | 東邦ガス | 中部電力ミライズが安い額 |
|---|---|---|---|
| 150kWh/20m³ | 9,720円 | 9,836円 | 116円/月 |
| 300kWh/30m³ | 15,663円 | 15,946円 | 283円/月 |
| 500kWh/50m³ | 25,354円 | 25,596円 | 242円/月 |
使用量が増えるほど差が広がる結果ではありません。電気とガスの料金段階が異なるため、500kWh/50m³の差は300kWh/30m³より小さくなっています。自宅の使用量と離れた行だけで判断しないようにしてください。
比較したプランと対象住所
中部電力ミライズは「ポイントプラン」と「カテエネガスプラン1」、東邦ガスは「ファミリープラン」と「がすてきトクトク料金」の組み合わせです。30Aの試算なので、中部電力ミライズの40A以上向け「おとくプラン」は使っていません。
対象は、東邦ガスの都市ガス13A供給区域のうち、両社で電気・ガスを契約できる同じ住所です。区域内でも供給できない場所があるため、申込前に番地まで確認する必要があります。県名だけで対象とは判断できず、LPガスやオール電化にはこの比較を当てはめられません。
セットの適用には、電気とガスの契約名義・使用場所をそろえることなどが条件です。中部電力ミライズではセット割の申込み・同意と料金の合算支払いなども確認してください。カテエネガスプラン1はガス機器を1台以上使うことが条件です。
東邦ガスのファミリープランは、対象となる東邦ガスグループのガス契約が前提です。今回は実際に東邦ガスの都市ガスを使う条件で比べており、電気だけを契約した場合の料金ではありません。がすてきトクトク料金は申込みが必要で、支払いは口座振替またはクレジットカード、ガス契約は2年ごとの自動更新です。
中部電力ミライズのポイントプランは、当初の電気契約期間が利用開始の翌年度末まで、その後は2年ごとの更新です。月額差に加え、現在の契約と切替先の契約期間・更新条件も確認してください。
電気代とガス代の内訳
電気代は150・300・500kWhの順に、中部電力ミライズが4,918円・9,409円・15,987円、東邦ガスが4,850円・9,291円・15,604円です。3モデルとも電気代だけでは東邦ガスが安くなります。
一方、セット割を差し引く前のガス代は20・30・50m³の順に、中部電力ミライズが4,900円・6,382円・9,559円、東邦ガスが4,986円・6,655円・9,992円です。今回の組み合わせでは、ガス代と中部電力ミライズのセット割が電気代の差を上回りました。
中部電力ミライズのセット割は、調整額を含むガス料金を基に算出した98円・128円・192円を、電気とガスの合計から1回だけ控除しています。この内訳は合計を比較するためのもので、ガスの請求書から直接値引きされるという意味ではありません。東邦ガスには、ファミリープランの料金に加えて一律のセット割を重ねていません。
計算月と計算方法
「2026年10月」は各社の料金表が適用される請求月・検針月を指し、10月1〜31日に使った分を一律に表すものではありません。電気は基本料金・段階別の電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金、ガスは基本料金・原料費調整後の単価で計算しました。消費税相当額と当月の支援は単価に含まれているため、税を足したり支援分を再び引いたりしていません。
電気料金とガス料金は各社の端数処理に従って円単位にし、中部電力ミライズのセット割はガス料金の2%を1円未満切り上げで算出しています。300kWh/30m³なら、中部電力ミライズは9,409+6,382−128=15,663円、東邦ガスは9,291+6,655=15,946円です。
ポイント還元、キャンペーン、機器による追加割引、日割りや手数料は含めていません。解約時の費用も、この月額差からは判断できません。
切替前に自宅の12か月分を確認
月116〜283円の差だけで、切替を決める必要はありません。まず直近12か月の電気・ガス使用量、契約アンペア、住所、現在の正式なプラン名を確認してください。その条件を使って、月ごとの調整額や実際に適用される割引を含めて見積もると、自宅の契約に近い比較になります。今回の10月の差を12倍して、年間の節約を約束することはできません。