電気300kWh・ガス30m³の月なら、今回の試算は関西電力が14,070円、大阪ガスが14,671円。関西電力のほうが601円低くなりました。比較するのは「なっトクでんき+関電ガスなっトクプラン」と「ベースプランA-G+まとめトク料金」です。
2026年10月分の単価でそろえた、仮想の使用量による月額モデルです。大阪ガスのガス代は、同社の10月分早見表と約款から調整後の単価を算出しました。料金シミュレーターの見積額を転載したものではありません。実際の世帯の請求書や平均使用量ではありません。関西電力エリアで、両社の都市ガスを契約できる住所を対象にしています。
電気・ガスの合計料金

| 1か月の使用量 | 関西電力の合計 | 大阪ガスの合計 | 関西電力が低い額 |
|---|---|---|---|
| 電気150kWh・ガス20m³ | 8,201円 | 8,599円 | 398円 |
| 電気300kWh・ガス30m³ | 14,070円 | 14,671円 | 601円 |
| 電気500kWh・ガス50m³ | 23,629円 | 24,269円 | 640円 |
電気代には燃料費調整額と再エネ賦課金、ガス代には原料費調整額を含みます。すべて税込です。10月分の支援値引きは調整単価に反映済みのため、別にもう一度引いていません。
| 比較する組み合わせ | 電気プラン | ガスプラン |
|---|---|---|
| 関西電力 | なっトクでんき | 関電ガスなっトクプラン |
| 大阪ガス | ベースプランA-G | GAS得プラン まとめトク料金 |
大阪ガスの「もっとまとめトク料金」は、電気に加えて対象のインターネット契約も必要なので、この比較から外しています。関電ガスの基本料金2か月無料など、一時的な申込特典も月額には含めていません。
電気代とガス代の内訳
| 使用量と契約先 | 電気代 | ガス代 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 150kWh・20m³/関西電力 | 3,988円 | 4,213円 | 8,201円 |
| 150kWh・20m³/大阪ガス | 4,088円 | 4,511円 | 8,599円 |
| 300kWh・30m³/関西電力 | 8,359円 | 5,711円 | 14,070円 |
| 300kWh・30m³/大阪ガス | 8,564円 | 6,107円 | 14,671円 |
| 500kWh・50m³/関西電力 | 14,927円 | 8,702円 | 23,629円 |
| 500kWh・50m³/大阪ガス | 14,970円 | 9,299円 | 24,269円 |
300kWh・30m³の差額601円のうち、電気代の差は205円、ガス代の差は396円です。「セット割」という名称だけで選ぶより、電気とガスを足した金額で見ると違いが分かります。
試算に使った単価
関西のこの2プランには30Aの基本料金を当てはめず、最初の15kWhまでの最低料金と段階別の単価で計算します。
| 電気の料金区分 | なっトクでんき | ベースプランA-G |
|---|---|---|
| 最初の15kWhまで | 377.40円 | 466.57円 |
| 15kWh超~120kWh | 20.31円/kWh | 20.21円/kWh |
| 120kWh超~300kWh | 24.10円/kWh | 24.80円/kWh |
| 300kWh超~350kWh | 27.80円/kWh | 24.80円/kWh |
| 350kWh超 | 27.80円/kWh | 27.72円/kWh |
電気の10月分燃料費調整は、両プランとも最初の15kWhまで12.84円、それを超える分は0.86円/kWhです。再エネ賦課金は最初の15kWhまで62.70円、超過分は4.18円/kWhを加えます。
| ガスの料金区分 | 関電ガスなっトクプラン | まとめトク料金 |
|---|---|---|
| 20m³までの基本料金 | 735.13円 | 1,262.70円 |
| 20m³までの10月調整後単価 | 173.94円/m³ | 162.43円/m³ |
| 20m³超~50m³までの基本料金 | 1,223.46円 | 1,319.50円 |
| 20m³超~50m³までの10月調整後単価 | 149.59円/m³ | 159.59円/m³ |
大阪ガスの調整後単価は、10月分「一般料金S」の早見表と、両ガスプランが参照する基本約款19の計算式から算出した値です。同社が公表した「まとめトク料金」の月別単価の引用ではありません。
ガスは使用量に当たる区分の基本料金と、使用量全体に掛ける単価を使います。例えば30m³なら、20m³を超え50m³までの区分です。20m³までと超過分を分けて足す電気のような計算ではありません。
電気は最低料金・電力量料金・燃料費調整額の合計を1円未満切り捨てし、別に1円未満を切り捨てた再エネ賦課金を加算します。ガスは基本料金と従量料金の合計を1円未満切り捨てています。通常の1か月を想定し、切替月の日割りは含めていません。
契約条件と選び方
今回の3例に近い使用量で、この4プランを比べるなら、関西電力を先に見積もるのが料金面の候補です。ただし、床暖房・エネファーム向けのガス料金や、すでに利用中の通信セット契約がある家庭は、その契約を含めて比べてください。今回の差額をそのまま当てはめることはできません。
なっトクでんきは対象の関電ガス契約が前提です。大阪ガスのベースプランA-Gは、同じ使用場所・同じ名義で大阪ガスの都市ガスを利用する条件を想定しました。まとめトク料金も適用を申し込む必要があります。住所だけでなく、名義と契約メニューを両社の申込画面で確認してください。
比較した電気プランの燃料費調整には上限がありません。規制料金の関西電力「従量電灯A」と同じ調整額だと考えないようにしてください。ポイント、紙の請求書などの手数料、機器や通信サービスの代金、切替元の解約費用は試算に含めていません。
11月以降の料金改定
関西電力は2026年11月1日からの料金単価の見直しを案内しています。大阪ガスも電気供給約款を11月1日付で変更し、新料金は12月検針分から適用するとしています。改定日と請求に反映される月を混同しないことが大切です。
これから切り替える場合は、電気の使用量とガスの使用量が分かる明細を用意し、両社で同じ利用開始時期の見積もりを取ってください。上のグラフは10月分の比較で、改定後の請求額や1年間の節約額を示していません。
出典
料金・条件の確認日:2026年10月23日。