太陽光の売電先を選ぶときは、まず現在の買取期間の満了日と、満了後の契約が自動継続するかを確認してください。家庭で使う電気を買う条件と、発電して余った電気を売る条件は、比較メモの欄を分けると整理しやすくなります。
太陽光の売電と電気の購入
ここで扱う売電は自宅で使い切れずに余った電気を事業者に買い取ってもらうことです。FIT(固定価格買取制度)の買取期間が終わっても、売電そのものができなくなるわけではありません。
資源エネルギー庁の「どうする?ソーラー」と買取期間満了後の選択肢では、自家消費の拡大と、小売電気事業者などとの相対・自由契約による売電を案内しています。
| 選択肢 | 電気の使い方 | 比較するときの確認点 |
|---|---|---|
| 自家消費を広げる | 発電した電気を家庭で使う。蓄電池に貯めて夜間に使う方法もある | 家庭での使い方、電気料金、蓄電池などを追加する場合の費用 |
| 余剰電力の売電を続ける | これまでの会社や別の小売電気事業者などに余剰電力を買い取ってもらう | 自宅の地域で利用できる買取メニュー、買取単価、契約の継続条件 |
自家消費と売電のどちらが経済的に有利かは、電気料金、蓄電池の価格、買取メニューによって変わります。同庁のFAQ「自家消費・売電に関して」も、一概には決められないと説明しています。
満了前に確認する手順
- 現在の買取契約書・案内書・検針票や満了通知で、買取期間の満了時期を確認します。不明な場合は現在の買取先に問い合わせてください。
- 満了後に契約が自動継続するか、継続する場合の単価と必要な手続きを現在の買取先に確認します。
- 売電を続ける場合は、自宅の地域で利用できる買取メニューを探します。現在の買取先を続ける案も、比較から外さずに確認してください。
- 候補の事業者には買取単価に加え、契約期間・更新・解約条件・支払時期・切替手続きに必要な期間を確認します。売電の申し込みに家庭の電気購入契約も必要か、購入側の条件も別の欄に記録してください。
- 希望する買取先と手続きを決めたら、満了までに申し込みます。手続きには一定の期間を要するため、満了直前まで待たずに確認してください。
満了時期の確認方法、買取先ごとに単価・メニューが異なること、早めの申し込みについては、同庁のFAQを参照してください。契約期間や電気購入との組み合わせなどは候補ごとの確認項目であり、すべての事業者に同じ条件があるという意味ではありません。
何も手続きしない場合の違い
同庁のFAQ「制度に関して」では、自動継続の契約は新しい単価で買取が続くと説明しています。一方、自動継続ではなく、どの事業者とも買取等の契約を結んでいない場合は、自家消費できなかった余剰電力を一般送配電事業者が無償で引き受けます。満了後は必ず無償になるという説明ではありません。
新電力の購入プランの安さだけで売電先を決めず、現在の契約の扱いと、希望する売電先の条件を確かめて選んでください。
